MOQは、若いブランドが出荷できるかどうかを決める数字です。恣意的な関門ではなく、生産ライン準備のコストが1個あたりの価格を支配しなくなる地点です。
最初の良品が出るまでに起きること
- 前回の色と素材を機械からパージ。1〜4時間の停止。
- ライン上で色を合わせて承認する。販売できる製品ができる前に樹脂やガラスを消費します。
- 温度、サイクル、印刷位置が安定するまで、最初の200〜500個は廃棄。
- QCが検査治具をセットし、初品サンプルを抜き取ります。
短いロットでは、この固定時間がごく僅かな個数にしか分散されません。そのため1,000個でも4,000個とほぼ同じコストになることがあります。おおむね5,000個を超えると段取りが支配的なコストでなくなり、これが業界の見積りにこの数字が繰り返し現れる理由です。
下限を下回って出荷する4つの方法
- 既存金型から始める。金型費がゼロになり、色と加飾だけを負担します。新ブランドが得られる最大の削減策です。
- 共同生産枠を確保する。他社と色が近ければ、工場は連続生産にして段取りを共有できます。
- 既製部品+特注加飾。白の既製ポンプ、印刷スリーブ、ラベルで、在庫MOQのまま特注感を出せます。
- 年間数量を1回で生産し、分割納品する。12か月分の在庫を抱えずに量産価格を得られます。
5,000個は実際どのくらいか
50mlローションボトルなら、5,000個は3SKU構成で1SKUあたり約250ml相当。初回生産、PR送付、約3か月の補充在庫をまかなえます。リジッドギフトボックスは金型が射出成形型ではなく抜型のため、1,000個が現実的な開始点です。キャンバスポーチなら500個で、織りネームとブランドファスナーを含む完全特注ロットが可能です。
出荷数量をお知らせください。既存金型が寸法に合うかどうかも含め、どの方法が御社の案件に適用できるかご回答します。