パッケージの見積りは、実際のプロジェクトより安く見えることがほとんどです。見積りが単価しか含んでいないためです。以下は、新規のお客様に必ずご説明している費用構造と、実務で見られるレンジです。
6つの費用項目
| 項目 | 目安レンジ | 実際に変動させる要因 |
|---|---|---|
| 既存金型(型費なし) | US$0 | 30,000点以上の既存金型を保有。色と加飾のみの負担。 |
| 新規金型・治具 | US$1,500〜25,000以上 | キャビ数、部品の複雑さ、鋼材グレード、想定ショット数。 |
| サンプル作成 | 1ラウンドUS$80〜600 | キャビ数、加飾サンプル、配送スピード。 |
| 印刷版・スクリーン | 1色US$30〜120 | シルク版と箔押し型。オフセット版は高価だが長持ち。 |
| 単価 | US$0.18〜4.50 | 素材、重量、色数、キャップ種別、発注数量。 |
| 運賃・関税 | 貨物価値の8〜25% | 容積重量比、インコタームズ、仕向地。 |
単価が想定以上に動く理由
- 樹脂とアルミは市況商品です。同じジャーでも四半期で10〜15%動きます。
- 印刷色を1色増やすごとに、版・パス・不良率が加算されます。
- キャップ類はパッケージ原価の30〜40%を占めることが多い。ポンプはスクリューキャップの数倍します。
- 数量は段取り償却を変えるため、5,000個と50,000個の単価は全く違います。
見落としがちな3項目
- 採用前の適合・安定性試験(標準12週間)。
- 法規制対応のアートワーク:全成分表示、責任者住所、ロット印字、市場別シンボル。
- 2回目の生産。初回は予測より早く売れることが多く、少量の追加生産は単価が上がります。
パッケージの質を落とさずコストを下げる方法
最も手早い削減策は、既存金型を起点にして加飾へ投資することです。標準50mlガラスジャーに特注スプレー色、ソフトタッチ、箔押しロゴを組み合わせれば、新規金型費の何分の1かで特注品に見せられます。次に、ライン全体でネック規格を統一し、1種類のキャップを大ロットで買うこと。3つ目は目標単価を早めに工場へ伝えること。素材や肉厚の代替案で届く場合がほとんどです。
目標単価、数量、市場をお知らせください。サンプル費用が発生する前に、実現可能かどうか正直にお答えします。